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朝日建設株式会社 本社地図
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2009年12月

12月19日

 あさひホーム吉作に雑種の雌犬ハナがやって来た一昨年の10月から、毎朝ハナと散歩している。今年の11月下旬からは、9月2日にハナが産んだ5匹の子犬のうち我が家に残ったオスのクロスケも散歩に出かけるようになった。 
 初めてハナとクロスケを一緒に散歩に連れて行った朝、道中でハナがクロスケに何度も跳びかかり、これでは一緒には散歩できないと、それ以後は2回に分けて1匹ずつ散歩することにした。そして、散歩に出かける時間をハナ1匹の時より10数分早め、枕もとの目覚まし時計が5時10分に鳴ると、直ぐに着替えて散歩するようにした。
 12月19日は出勤土曜日。しかし、この日の目覚めはいつもより遅く、5時半を過ぎていた。会社が休みの日は1時間ほど遅く起きて散歩するため、枕もとの目覚まし時計も土、日は鳴らないようにセットしていてアラームが鳴らなかったのだ。あわてて着替え、昨日からの雪はどれくらい積もったかと気にしながら玄関の蛍光灯を点ける。2匹は玄関の式台に体を寄せ合って寝ているのだが、私の気配を感じたクロスケは尻尾を振りながら私を待ち構えている。彼は生まれて16週目だが、チョッと見にはハナとまちがえるくらいに大きくなっていて、やんちゃ坊主だ。でも臆病なところもあり、前日の金曜日の朝は玄関先に少し積もった雪を見ただけで、いつもなら走っていく門に向かおうとしない。私がリードを引っ張ると、四足を踏ん張って地面にへばりついたような格好で抵抗するので、仕方なく抱きかかえて道に連れ出した。 
 玄関の戸を開けたら天気予報通りの大雪。しかし、自宅の前の道(市道)はシッカリ機械除雪されていた。当社の除雪担当社員も一晩中除雪作業に携わったことだろうと思い「ご苦労様」と心でつぶやく。前日と違ってこの日のクロスケはスムーズに門から道に出て、いつもの通りに右に歩き出す。これまでは1分ほど歩いて近くの梨畑の農道に入り、数メートル歩いて道端で1回目、それからその先の梨畑に入って2回目のウンチをするのだが、今日は歩き出すと直ぐに向いのお宅の前の雪の上で1回目、数メートル歩いて同じの家の前で2回目のウンチ。もう少し散歩させようといつもの梨畑の農道に向かってみるが、農道の入り口には除雪された雪がうず高く積み上げられ、クロスケには入っていけない。Uターンして自宅に戻るが、時間にして10分もかからなかった。
 次はハナの散歩。ハナはなかなかウンチが出ず、1週間に1度か2度は散歩中にウンチが出ない朝がある。今日はいつもより20分は遅れて散歩を始めているので、早くウンチをして欲しかった。クロスケが入れなかった梨畑の農道に、ハナはぴょーん、ぴょーんと、まるで狐のようにとてもきれいに跳びはねながら入っていく。私も深い雪に長靴の足跡を1歩1歩残しながらハナの後を追う。しかし、しばらく行ったところで、これ以上雪道を進むのはきついしやばいと思い、Uターンして元の道にもどり、そこからはどの道もきれいに除雪されている住宅地の中を歩いた。しかしハナは、ウンチするときの動作(1メートルくらいの距離をせわしく行ったり来たりし、場所が決まると腰を落として脱糞)を一向にしようとしない。普段はめったに歩かない住宅地を1周したがダメ。今度は少しコースを変え県道戸出小矢部線まで出てみると、自宅前の歩道に機械除雪でうず高く寄せ集められた雪を除けているおばあちゃんを見つけた。「おはようございます」と声をかけたら、「気つけて行かれ」と返ってきた。しかし2回目の一回りもやはりウンチはダメ。自宅前に再び戻ったところでもうあきらめようかと思ったが、もう少しだけとまた歩き出したら、10数メートル行ったところの道端でついにウンチをしてくれた。うれしかった。
 帰宅したら6時20分を過ぎていた。いつもより20分は遅れている。風呂に入って汗を流し、食事して家を出たのは7時20分。しかし、当社の除雪区間である県道富山高岡線はきれいに除雪されているし、土曜日で車が少ないこともあって、会社には5分遅れの7時35分に着いた。
 9時からの今年最後の業務推進会議では、「前原国土交通大臣が建設業者の数が多すぎるとして、大手は海外へ、中小業者は農業、林業や介護事業などに転業するように言っているが、非常に安易な発想である。今朝の大雪で当社のオペレーター全員が出動して除雪の任務を遂行したことひとつをとってみても、単純に建設業者の数を議論するのではなく、地域の安心、安全を守ることが出来る能力のある建設業者の質という視点からもこれからの建設産業を考えるべきだろう」と話した。 
 昼のパーティー会場では、顔見知りの自治会長さんが、これまで市道除雪の出動命令を出していた建設業者が今年2社倒産したので、今朝は除雪の段取りをするのに困ったと話しかけてきた。 
 12月に40cmを超える積雪は平成17年以来4年ぶりという12月19日は、除雪された市道の犬との散歩に始まり、雪が寄せられた歩道をあきらめ車道をこわごわ歩く通行人を見ながら、当社で除雪した県道を走って出社し、夜は本社の忘年会に消雪の散水を避けながら出かけた、雪と関わる一日であった。そして、建設業の使命を改めて考えさせられた一日でもあった。

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