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朝日建設株式会社 本社地図
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2000年10月

創業60周年

 1940年、昭和15年10月に、当社の前身の巴組が高岡で創業した。だから今月は創業60周年の月である。
 60周年で思い起こしたのが、以前に何かの本で知り手帳に書き留めておいた言葉「"古くて古い"企業は衰退し、"新しくて新しい"企業は脆(もろ)い。"古くて新しい"企業が強い。先人の跡を求めず、求めたるところを求めよ」である。
 「企業の寿命は30年」と昔セミナーで何度も聞いたが、今は5年と言われる。5年間で会社の体質が新しい会社かと思われるほどに変わらなければ生き残れないというのである。
 当社の60年と言う年月は間違い無く古く長い。でも、建設産業にとって地獄を見ることになると言う人もいる21世紀、その21世紀まであと2ヶ月と少々の今日、21世紀に当社はどのようになっていくのかと考えると、当社は"古くて新しい"企業なのか、それとも"古くて古い"企業なのか、どっちだろうかとの思いに至る。
 私が当社に入社した昭和50年と比べれば、その後の四半世紀の25年間で当社もずいぶん変わった。パソコンの活用、女性技術者の活躍、福利厚生制度や施設の充実、人事考課システムの構築、特殊舗装の開発などはマスコミにも取り上げられ表彰もされ、富山県内の同業他社から羨望の眼差しで見られているところも色々ある。ちょっとは"新しい"企業かなと自慢したくなる。しかし、昨年末から今年の春先にかけて立て続けに起きた一歩間違えば死亡事故でもおかしくなかった交通事故、労災事故、そしてこれがISO9002を取得した会社かと情けなくなってしまったお粗末な工事などを思うと、まだまだ"古い"企業だなあと認めざるを得ない。
 激動、激変の時代と言われる今日、識者は「変わらなければ21世紀に生き残れない」と言い、「変われば生き残れる」と言う。私もその通りだと思う。それが企業で言えば「"古くて新しい"企業が強い」ということであり、「企業の寿命は5年」と言うことなのだろう。では、どのようにして新しくなるのか、変わるのか。「新しくなれ、変われ」と言われても、どう新しくなれば良いのか、どう変われば良いのかがハッキリ見えなくては変わり様が無い。そこに「先人の跡を求めず、求めたるところを求めよ」がある。私が自分の経営理念として『世の中の役に立つこと』と『人は経費ではなく資源』と言うのは、経営者として仕事をし古今の多くの人から学んできて、この二つが経営者としていつの時代でも経営の原点として持つべきものだと確信するようになったからであり、また、当社の歴史を振り返ると、ハッキリと言葉で表されたり自覚して行動されたりはしてこなかったけれども、これに近い経営姿勢が読み取れるからである。金儲け第一主義に走ったことは無かったと断言できる。
 世の中は急激に変わる、世の中が建設産業に求めるものも大きく変わる。その中で「どうしたら世の中の役に立てるだろうか」と常に考え行動する企業、考え行動する社員が強いのである。社員を資源としてとらえて、意欲と向上心にあふれ成長し続ける社員を育て、そんな社員によって進化し続ける常に新しい企業でありたいと60周年の今月改めて思う。
 2010年、創業70周年の年には今とは全く違った朝日建設になっていることだろう。 
 
 

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