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朝日建設株式会社 本社地図
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2000年11月

3つのC

 11月9日に、私が設立発起人となっての富山県CC緑化協会の設立総会が開催された。その2日前に、私にこの協会の設立を勧めてくれた徳島県阿南市の西野建設の西野専務から富山の協会設立に対するお祝いのEメールが届いた。西野さんと私は「全国建設21の会」の仲間であり、その縁で昨年11月に当社のISOを勉強しに社員と一緒に富山にみえた。その時、以前に来たことのある八尾の保養所を同行した社員にも見せたいということでご案内したが、彼は建物の前に芝が植えてあったのを記憶していて、自らが発起人となって徳島県CC緑化協会を作ったことから、芝に関心を持っているのなら富山県でも協会を設立したらどうかと私に電話をくれたのであった。
 そのメールには、CCについての西野さんの解釈が記してあった。CC緑化協会のCCとは、杉のCedar(シーダー)と檜(ヒノキ)のCypress(サイプレス)の頭文字であるが、彼はこの2つのCをCombination(コンビネーション)とConnection(コネクション)即ち、組合せと連結と捉えていると言うのである。彼が何故RC工法を普及するためにCC緑化協会を設立しようと考えたかは、彼との何回もの電話のやり取りや、6月に経営企画室の藤田、高坂両名と共に西野建設を訪ねた時の彼の説明から良く分かる。西野さんは、これからの建設産業は建設産業の枠組の中だけで物事を考えていてはいけない。他産業と一緒になって事業展開をすべきだと言う。これがコンビネーション・組合せである。そして、いかにユーザーと直接結びつき、ユーザーの欲求をつかむか、これがコネクション・連結である。従来の建設業者、特にわが社のような公共土木事業を主としている建設会社にとってはほとんど気が付かない視点、考え方である。私も社長として、建設産業地獄の21世紀にどうやって経営理念である「世の中の役に立つ」を実行しつつ当社を勝ち残り組にすることが出来るかとここ数年考え続けてきたが、富山県CC緑化協会の設立をその為の一つの切り口にしたいと思っている。西野さんからのEメールでのCCの解釈のお陰で、よりハッキリと進むべき方向性を確認した思いである。
 RC工法とは、従来産業廃棄物であった杉やヒノキの樹皮を有効に再利用(Recycle)する工法であるが、地元の森林資源の活用であり、CC緑化協会を通じての建設産業と林業のコンビネーション・組合せから新しい再利用の仕事が生まれるのである。また、従来の公共土木事業は、発注者である役所が計画から設計まで全てお膳立てしたものを建設業者が請負い黙って仕事をするだけというのがほとんどであったが、CC緑化協会は建設業者自らがこのRC工法で行う法面緑化、クレーグラウンド、芝生公園や芝生グラウンドなどが適する場所や施設に関わる人々の欲求をつかみ要望をくみ上げ、この工法を提案し事業化するところに意味があると思うのである。このことは、これまでの役所とだけのコネクションから、あらゆる可能性を持った人々や団体とのコネクションに営業範囲を広げなければいけないと言うことであり、遣り甲斐のある仕事である。
 私は、この2つのCの実行に当たって常に考えなければいけないのが3つ目のC、Communication(コミュニケーション)だと思う。どれだけ林業の方々と深く理解しあい共同行動が取れるか、どれだけユーザーの方々の気持ちをしっかり汲み取り事業を実施出来るかにこの協会の成否と当社の将来がかかっている。全ての社員が3つのCを理解し行動してもらいたい。

※富山県CC緑化協会は平成22年6月をもって解散致しました

 
 

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