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2002年11月

私とヒロとオーストラリアの話

 富山日豪ニュージーランド協会(以下、協会)創立20周年記念行事の一環として、8月下旬、8日間のオーストラリア旅行に出かけた。当協会の4回目の海外旅行である。 私が初めてオーストラリアに出かけたのは昭和63年のオーストラリア建国200年祭の見物で、協会の稲垣専務理事(当時)に誘われてのことであった。こんな機会でもなかったらオーストラリアに行くことは2度とあるまいと思って参加した。
 しかし、平成4年に協会創立10周年記念ツアーで2度目のオーストラリア行きとなり、その後当協会の旅行以外でも会社の旅行とロータリークラブの仕事で2度オーストラリアに出かけたので、オーストラリアは今回で5回目となった。協会の設立時に、青年会議所の先輩である稲垣さんに半強制的に入会させられたことが、オーストラリアとの新しい縁を作ってくれたのである。
 当協会3度目の海外旅行は平成7年のニュージーランドツアーであったが、2度目から今回までの3回は専務理事として団長の重責(ウソです)を担っての参加であり、かつ、長女、次女、次男がそれぞれ小学5年生で参加した。何だか不思議なめぐり合わせだと思っている。そして今回は、次男のほかに82歳の父と大学3年生になった長女も参加した。
 さて、次男のヒロタケは、今回の旅行を夏休みの自由研究の課題に選んだ。図書館からオーストラリアに関する本を借りてきて、今回の目的地のグレートバリアリーフとカカドゥ国立公園の二つの世界遺産について色々調べていたが、カカドゥ国立公園で見ることができるという自然のワニついて非常に興味を持ったようであった。
 8月24日、旅行の3日目はグレートバリアリーフ観光。私と長女はパラセーリングに挑戦し、ヒロは他のメンバーとグリーン島めぐり。パラセーリングを終えた私と娘に向って、ヒロは「ワニの赤ちゃんをさわったよ。プニプニしていたよ」とうれしそうに報告。フニャフニャでもプリプリでもない「プニプニ」の音感が新鮮で、感触が良く理解できた。そしてダーウィンからバスで出かけたカカドゥ国立公園でのイエローウオータークルーズでは、岸辺に寝そべるワニを見つけては大喜びだった(ヒロだけではなく大人も興奮)。
 帰国後しばらくして、ヒロが「行くまではダーウィンが怖かった。戦争中に日本軍が攻撃したオーストラリアでただ一つの都市だったから、日本人のことが嫌いではないかと思ってた」と言った。「でも、バスの運転手のマックスさんも優しかったし、全然怖くはなかった」と続けた。また、「お別れパーティーのとき、ボクがトイレに行ったのは涙を拭きに行ったんだよ。知ってた?」とも言った。みんなと分れるのが悲しくなったとのこと。そして「(優しい添乗員の)伊藤さんや(お母さんに似てひょうきんな)萩中さんにまた会えるかな」と聞く。「また会えるさ」と私。
 今回の旅行は、ヒロにとって良い思い出や体験がたくさん出来たが、私にとっても、今まであまり気付かなかった息子の一面を知る事が出来、良い旅行であった。 
 
 

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