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2004年8月

人生マラソン

 お盆休み中の8月15日に、中学校の同期会が開催された。この同期会は、30歳、40歳台はほぼ2年ごとに行っていたが、50歳になってからは出席者の要望で毎年行っている。
 昭和37年に中学を卒業して42年。今年の同期会の参加者は男性9人、女性9人の18人。最近は大体これくらいの参加者数だ。そして、参加者の顔ぶれもほぼ固定化してきていたが、今回は初参加が男女各1名あり、これは嬉しいことだった。
 午後5時に始まった同期会は隣同士や向かいの人とさしつさされつ話が弾み、毎回恒例となっている近況報告も行われた。会場ではこんなことが話されていた
 ・仕事のこと:同じ業種で3度の倒産を経験し、2年間の嘱託も終了して今は孫の相手が日課という人もいれば、新聞社の編集次局長として激務だった日々を生々しく語った人や、省庁の統合で大きな組織に飲み込まれそうになって四苦八苦している人もいた。総合病院に対抗して患者さんの送迎をしているという開業医の奥さんもいた。
 親のこと:男性、女性とも、年老いた両親(あるいは片方)の介護のために月に一度は東京から富山に戻っている人、あるいは今年親を亡くしたという人など、こんな報告は数年ほど前から毎回聞くようになった。また、親の世話をめぐって兄弟間で問題を抱えている人もいた。
 子どものこと:30歳を過ぎても結婚していない娘がいるが良い相手はいないかと、真剣に尋ねる人が何人かいた。私は、末っ子の中一の男の子が「オレ、反抗期終わったみたい。父さんのこと、また好きになった」と言ったという、先日妻から聞いたばかりの話を紹介したら、「いいはねえ」と女性陣からうらやましがられた。また、Aさんからの、今回は欠席したB君の娘さんが自分の孫と同じ保育所に通っているのに驚いたという話に、3、4年前の同期会でB君から子どもが生まれた話を聞かされビックリしたことを思い出させられた。
 健康のこと:車を運転していたら30メートルくらい先から来る対向車が見えなくなるようになり脳の手術をして回復したが、健康を考えて職場を替えたという人もいれば、酒を飲んで倒れてその間の意識がなくなったことが3度ほどあって、今は仕事を減らされているという人もいた。同期生の病気の体験談を聞いて自分も健康にもっと注意しなければとその場では思ったが、3次会が終わって帰宅したのは午前2時を過ぎており、盆休の間にまた1キロ太っていた。
 趣味など:夫のリタイアに伴い富山に戻り富山の町が見渡せる八尾町の高台に家を新築した女性は、今では家庭菜園や家の周りの外構工事に自分が現場監督として夫や親戚の男性を指図していると笑いながら日焼けした腕を見せてくれた。これにはみな大笑い。
 アテネオリンピックが始まったが、高橋尚子が代表から外れた女子マラソンも注目したい競技だ。そして、同期会で様々な人生模様を聞くことで、私なりに人生マラソンを考えさせられた。
 150人で卒業した中学の同期生だが、今回の同期会でまた一人新たな逝去を知った。死をマラソンのゴールとするならば、与えられた一生というマラソンコースをどのように走りたいかと考えて目標を設定し、それに向かって知力、精神力、体力の向上を心がけながら走るのが人生マラソンだと思う。志も目標もなくただ生きているだけでは、ゴールインしてもむなしいのではないだろうか。
 そのためには、一生を幼・少年期、青・壮年期、老年期など時間軸で分け、その時々の目標設定も必要であろうし、仕事、家庭、地域などといった場面空間においてのそれぞれの目標設定も必要であろう。そして、その目標の実現に向かってチャレンジし続けることそのものが人生マラソンであり、勝ち負けではないと思う。但しそこで大事なのは、設定される目標が、何が大切かという自分なりの価値観に裏付けられていることだと考える。どんな目標を立てるかが人生マラソンの意義を決めるのではなかろうか。
 

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