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2005年6月

14歳の挑戦

 6月13日の月曜日から17日の金曜日までの5日間、我が家の末っ子で中学2年生の次男が、「14歳の挑戦」で職場体験した。出かけた先は、中学校からさほど遠くない富山市高木の、段ボール・印刷紙器メーカーのサクラパックス。
 初日の月曜日の夕食時、私は息子に、「どうだったか、どんなことをしたのか」と尋ねた。分かったのは、サクラパックスで一緒に職場体験するのは、息子も含めて6人だということと、出来上がった段ボールを束ねる作業をしたようだということだけ。息子は最近声も低くなり、しつこく聞くと嫌がって答えなくなる時期で、それ以上は聞き出せなかった。
 しかし、翌朝食事しながら妻と「14歳の挑戦」の話をしていたら、昨日息子が帰ってから「お父さんやお姉ちゃん、仕事頑張ってるよね」と妻にぼそぼそと話していたとのこと。そんなことを思っただけでも「14歳の挑戦」は良いことだとうれしく思った。
 でも、その後妻から聞く話は、帰ってきて「疲れた」と言っているという話ばかり。そこで、「何時から何時まで働いているのか」と聞くと、9時から4時までで、午前と午後の休みが10分ずつと、昼休みが40分とのこと。それなら働いているのは6時間なのだが、彼は、帰ってくると「今日も7時間も働いた」と妻に言っていたという。

 5月20日に、私は富山市五福の西部中学校で、7月に「14歳の挑戦」をする2年生約160人に「社会人としての心構え」と題して1時間話をした。(関連記事:?北日本新聞5月21日掲載/?富山新聞5月21日掲載 )パワーポイントでスライドを映し、・人間には社会性があるが、社会人はあいさつや服装、マナーが大切、・"挨拶は、上から下から心から、明るく大きな声で"、・「働く」という漢字は「端楽」であり、端を楽にすること、すなわち周りの人の役に立つこと、・あたり前のことを、バカみたいに、チャントやる(ABC)ことが大切、・能力は掛け算で、プラスの考え方が大事 など、当社でも何かにつけて話していることを話した。講演の間はメモをとってはいけなかったのだが、後日送られてきた感想文には、「社会に出て、当たり前のことをしっかりできていなければ、社会人としてしっかり生きていくのは無理なんだなあと思いました」とか、「働くの由来を聞いて、お客さんや店の人たちの少しでも約に立てるようにがんばろうと思いました」などと書かれていて、私の話をシッカリ聞いていてくれていたのだと、とてもうれしかった。
 この「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」は、富山県が平成11年度から実施している事業で私もこれまでに、何人かの「14歳の挑戦」中の生徒に出会った。JRの車中、アイスクリームを売りに来た女子中学生とその指導をしている社内販売員のおばさんに話しかけ、買う気はなかったのにアイスクリ−ムを買ってしまったことや、富山市内のホテルの入り口で、実習生と書かれ自分の名前も入ったネームプレートを胸につけた男子生徒に「いらっしゃいませ」と元気な声をかけられたこと、また、昼食の蕎麦屋で、座敷に座っているお客に立ったままで注文を聞いている女子中学生を見かけて、店員さんに、「座敷で注文を聞く時は膝をついて聞くように教えたら」とアドバイスしたことなどを思い出す。
 私が見かけた「14歳の挑戦」をしていた子どもたち、今月挑戦した私の息子や仲間たち、そして、来月挑戦する西部中学校の生徒たち、どの子にも、社会で働くことの意味や挨拶やマナーの大切さについて、プラスの考え方を少しでも身につけてほしいと思う。
 私は毎朝玄関先で、「行ってきます」に続けて、食事中の息子に「今日も元気で、友達と仲良くしろよ」とか、「部活、ガンバレよ」と言って出かけている。「14歳の挑戦」の間は、「会社の人に大きな声で挨拶しなさいよ」と声をかけ、「うん」という返事を聞いてから家を出た。
 子どもを大人に育てるのは、大人の仕事であるが、大人になりきっていない大人や、子どものままの親には、子どもを育てることは出来ない。私たちも、「14歳の挑戦」に取り組む子ども達にエールを送るだけでなく、自分の子もよその子も真正面から受けとめ、彼らの成長を手助けできる大人でありたい。
 

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