本文へ移動
朝日建設株式会社 本社地図
0
5
1
7
9
6

2006年1月

あさひホームの入浴介助

 私はあさひホームの様子を知るため、毎朝8時30から行われる「申し送り」に1週間に最低4回は参加するようにしている。
 8時前にホームに着くと、朝食中のショートステイの利用者さんに声をかけ、グループホームではスタッフに、最近利用者さんにお変りはないかと尋ねたりする。そんなことをしているうちに申し送りの時刻になる。申し送りでは、前日のデイサービス・ショートステイ合同終礼の報告やショートステイの利用者さんの夜間の状況、グループホームの利用者さんの夜間の状況が報告される。そして、向野介護長からは個々の利用者さんを介護する上での注意点などの指導のほか、折々に利用者さんについての嬉しい情報が伝えられる。
 昨年末、介護長からまたまた嬉しい報告があった。あさひホームに初めて来られたMさん(女性)の話である。この方は体重がいささか重く、それまで通っていたデイサービス事業所では3人がかりで入浴介助していたが、重くて浴槽に入れることが出来ずシャワーだけであった。その方が、当ホームに来られたその日に、向野さんの介助ともう一人の介護スタッフの若干のサポートを受け、5年ぶりに浴槽に入ることができ、お湯に漬かりながらうっすらと涙を浮かべられたというのである。
それを聞いて、私は利用者さんのお役に立てたことをとても嬉しく思った。そして、平成15年の4月、生活リハビリを提唱する三好春樹さんの考え方に賛同し、機械浴を設置せずにあさひホームをオープンした頃を思い起こした。当初はスタッフの入浴介助技術が未熟なこともあり、スッタッフの間に本当に機械を使わずに入浴介助ができるのかという不安感が漂い、そんなことも原因で辞めていくスタッフもいた。今では機械浴を口にするスタッフは一人もいない。機械浴は使わないという方針を貫いて良かったと改めて思った。
 後日、向野さんからさらに詳しくMさんのことを聞いた。初めてホームに来られた日の最初の挨拶が「重いからごめんなさい」。トイレ誘導もスタッフ一人で行ったら「安心してトイレをお願いできる。一人で(誘導)してもらえるから」とおっしゃり、他の施設では、安全性の理由から2、3人で介助されるとのことだったそうだ。それを聞いた向野さんは、本人が遠慮して「トイレに行きたい」と言えなければ、誰のための安全な介助か分からないと思ったとのこと。私もその通りだと思う。入浴では、「お風呂に入ってみませんか?」と問いかけたら「重いからシャワーでいいわ」と言われた。しかし浴槽のサイズが3種類あることを説明し、個浴を勧めた。右半身で立位がとれるので、左側からの介助で浴槽に入っていただいたらボソッと「5年ぶりやわ」と言われ、次回からは毎回浴槽に使っておられるという。ショートステイを利用された時には、入浴後は頻尿が治まるということで夕方に入浴してもらったら、翌朝「ぐっすり眠れたわ」と言われたとのこと。また、入浴やトイレ誘導を中心としたマンツーマンの関わりで、自宅でのことなどプライベートな話もされるようになったとスタッフから聞いてもいるそうだ。
 先日の申し送りでは、介護長から、脳梗塞で左半身が麻痺されたKさん(女性)にこれまでずっと一人浴槽に入ってもらっていたが、3人浴槽に入ってもらったら手足が伸びたと終始笑顔だった。「○○さんは一人浴槽しか使えない」といった固定観念を持ってしまうことは怖いことだと思うとの話。私自身の経験でも思い当たることが多々あり、思わず頷いた。
 1月10日午後7時から9時過ぎまで、介護アドバイザー青山幸弘さんの指導による「移乗教室」がデイサービスフロアーで行われた。30名近くのスタッフが時には笑い声を上げながら熱心に実技に取り組んだ。どの人の顔にも、利用者さんために自分の介護技術を高めたいと言う思いが見て取れた。嬉しかった。あさひホームは、今後も必ず成長し続けると確
TOPへ戻る