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朝日建設株式会社 本社地図
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2007年7月

パートにいついての私の考え方

 7月4日の日経新聞に、「パート待遇改善加速」という記事が載っていた。冒頭には、「大手生活雑貨専門店のロフト(東京・渋谷)は、来年三月にも賃金と契約期間の両方で正社員とパート社員の区別をなくす仕組みを導入。・・・・・来年四月にはパートを正社員に対して公正に処遇することを求める改正パートタイム労働法が施行される。 同法を先取りしつつ、人材確保と競争力強化に向け各社は対応を急いでいる。」と書かれている。本文にはより詳しく、「ロフトはセブン&アイ・ホールディングスの子会社で・・・・・従業員は約三千人。このうち約二千二百人いるパートの雇用契約は半年単位で期限ごとに更新していた。これを来年三月をメドに期限を撤廃して原則「無期契約」に変更する。賃金面では正社員、パートとも職務内容と勤務時間で決まる新制度に原則一本化。店長からレジ担当まで一七段階ある職務ごとに時間給を設定し、正社員とパートの両方に適用する。労働時間は正社員で週四十時間、パートは週二十時間程度が一般的だが制度変更後は同じ職務なら賃金の差は勤務時間の違いだけとなる。現在のパート社員から店長などに昇進する道も開くほか、賞与も支給する。・・・・・・賃金と契約期間の両面でパートと正社員の待遇を同等にするケースは珍しい。」とある。
 この記事を読み、「何だ、朝日ケアで、もうとっくにやっていることじゃないか」と思った。老人介護事業所「あさひホーム」と「あさひホーム吉作」の二つの施設を運営する当社の子会社?朝日ケアでは、現在正社員が36人でパート社員が19人。パート社員の契約期間は、最初にパート社員を採用したときから、正社員と同じ「無期契約」であった。
 「あさひホーム」を4月に開所した2003年の下期の賞与メッセージに、次のように書いている。
 『現在介護スタッフを中心に時給のパート社員がいらっしゃいます。ほとんどの方が、10月以降のデイやショートの利用者の増加に伴い、利用者に満足していただく為には時間帯に応じた多様な対応が必要となったことからの採用です。利用者の皆さんのサービス利用時間帯に応じて、介護スタッフの数はどれだけが適当かを検討し、パート社員の採用という選択がなされたということなのです。もちろん、本人の希望もあってのことです。
 このような経緯でのパート社員の採用ですから、私は時給のパート社員と月給の社員の処遇に関して、勤務時間の長短以外には給与や賞与も含め著しい差があってはいけないと考えています。ですから今回の賞与査定に当っての人事考課表の記入も、同一のフォームなのです。』
 さらに賃金の決め方も朝日建設と同じ「田中方式」を今年から導入し、正社員もパート社員も実力に対応した21等級の格付けに当てはめて本給が決定される。パート社員にも役職者はいるし、資格を持っている人には資格手当を支給する。これらも正社員とパート社員との差はないし、差をつけるなどという発想は最初からなかった。時給の計算は、パート社員の格付けに対応する本給に役職手当や資格手当をプラスした金額を正社員の一ヶ月の所定労働時間で割って計算する。簡単である。
 パートとはパートタイム(part time)の略語であり、「正規の勤務時間として定められている時間より、一日・一週・一ヶ月当りの勤務時間が短いこと」であり、パートタイムの対義語はフルタイム(full time)で、「正規の勤務時間を完全に勤務すること」である。だから、フルタイム勤務する社員が正社員で、パートタイム勤務する社員がパート社員である。私の賞与メッセージの通り、違いは「勤務時間の長短」だけ。給料の支給単位で、時給、日給、月給、年俸と区分するようなものだ。
 しかし、「パートより正社員が上」という考えが社会一般にあるのではなかろうか。経営者は、賃金を安く抑える手段としてパートを採用し、能力開発には無関心。働く人の側にも、「パートのくせに」と正社員が言い、逆に「この仕事は正社員のする仕事で、私の仕事ではない」とパートが思っている。
 「仕事してお金をもらう以上、アルバイトもパートも正社員も責任は皆同じ」、「お客さんの満足に、正社員かパートかアルバイトかは無関係」、「アルバイトだから、パートだからと甘えてはいけないし、正社員だからと驕ってもいけない」と言うのが私の考えである。
 

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