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2007年10月

ガールフレンドができた

 この歳になって新しいガールフレンドができた。9月29日に会って一目惚れ。つぶらな瞳の耳の形が可愛い、かけっこ大好きの女の子だ。ほとんど毎日会っている。名前はハナ。老人介護事業所「あさひホーム吉作」で飼っている生後2ヶ月のメスの子犬である。
 平成15年4月に開業した北代の「あさひホーム」で、ヤギを飼いたいと思った。全国の優れた老人介護施設を紹介した本の中に、ヤギを飼っている施設が紹介されていたからだ。しかし、準備室のスタッフから反対された。初めての事業なので、最初から動物を飼うのは大変だろうというのだ。残念だけれど、まあ仕方がないかとあきらめた。その内に、私も言わなくなってきた。 
 開業5年目にして、念願かなってホームで犬を飼うことになったのは、向野介護部長からの「吉作で犬を飼っても良いですか?」という問いかけからであった。彼女の家で飼っている犬の妹に当たる犬が近所で生まれ2ヶ月なのだが、貰い主を探しているとのこと。すぐにOKと言いたいところをぐっと押さえて、「スタッフと相談してみて、良いとなったら飼えばいいのではないか」と答えた。

 

ハナ
ちょっぴりおてんばな女の子のハナ
ハナ
わたしのおうちよ
ハナ
たからものみつけちゃった!
 私は、小学生の時と高校生の時に犬を飼っていた。2匹とも捨て犬であったが、とても可愛いかったし、たくさんの思い出もある。そこで、自分に子供が出来たら子供の情操教育の為にも犬を飼いたいと思っていたら、次女が小学生のころ、しきりに犬を飼いたがった。しかし、妻は4人の子育てで忙しいし犬好きではない。自分の子供のころを考えても、子供たちが世話し続けられるとも思えない。犬を飼っても世話は結局私の役目になるだろう。しかし、その頃から朝晩の母の介護が始まっていて、犬の散歩と母の介護はとても両立できないだろうとあきらめた
 その時から10年以上が経過し、母は昨年1月に亡くなった。私の運動不足を心配して、一人で散歩できないなら犬を飼ったらどうかと妻が言った。早速インターネットで柴犬などいろんな犬種を調べ始めた。しかし、雨の日も雪の日も朝晩の散歩が欠かせないし旅行にもいけなくなると、犬を飼ったことのある人みんなから言われ、そのままになっていた。そこへ持ちあがった、自宅から歩いて1分の「あさひホーム吉作」で犬を飼うというこの話。私が散歩させることで私の健康管理に役立つと同時に、ホームのスタッフに朝の散歩の負担をかけないですむ、そして、出張などで散歩させられない日だけはスタッフに代わってもらえばよいという誠に好都合な条件。無事、この子犬はスタッフの一員となった。
 かくして、9月30日の日曜日からハナと私の朝の散歩が始まった。時間は6時過ぎから20分間。糞の始末をホームでして、帰宅するのが6時半くらい。43年ぶりの犬との付き合いは、驚かされることばかり。どうしてあんなに鼻頭を地面にくっつけてクンクン臭いをかぎ回るのだろう? 草むらに入りたがるのはなぜ? 太い鎖につながれた大きな犬2匹がおっかない声で吠えるのにも知らん顔なのは、強いから? 前足で熱心に土を掘るのは、何かいるのだろうか? 
  帰宅してからは、ハナのことを妻に話す。最初の頃、草むらにした糞はそのうち土になるだろうからとそのままにしておいたと言ったら、妻は、虫がたかるし、子どもが虫採りに来て踏みつけるかもしれないと言う。なるほどと思い、翌日からはシャベルを使ってシッカリ取っているが、草にまぎれて臭いはすれどもどこにあるか分からないこともある。しかし、最近では散歩を始めてから5分くらいで糞をする、それもほぼ同じ草むらでするので、こちらも心構えができていて糞の始末はしやすくなった。
 妻から、「忠犬かもしれない」と言われたのはこんな話。毎朝、ハナはどこかしら新しい道に私を連れて行く(私が引っ張られる)のだが、10月11日の朝は、梨畑と野原の境の坂道を登っていった。突き当たりだったので戻り始めたら、ハナが走り出し、首輪がはずれ、弾みで私は前のめりに倒れ、左の足首を痛めた。ひどく痛む。ハナは下の農道を走っている。尻餅をつきながら、いなくなったらどうしようかと悲しくなりつつ「痛タタタ」とうめくと、ハナは振り返って、尻尾を振りながら飛びついてきた。首輪は壊れてしまっていてはめられないので、ハナをシッカリ胸に抱きかかえ、痛む足をひきずりながらホームに戻った。
 これからもいろんなことが起こりそうだが、60歳にして楽しみが増えた。これから冬になり、雪の中の散歩はどうなるのだろうか?今のところ、楽しみが億劫な気持ちに勝っている。  
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