2022.12.26

 今回のコラムのタイトル「孫」にちなんで、「孫」という歌謡曲の一題目の歌詞「なんでこんなに 可愛いのかよ 孫という名の宝もの じいちゃんあんたに そっくりだよと 人に言われりゃ 嬉しくなって 下がる目じりが 下がる目じりが えびす顔♪」を紹介します。歌手の名前は検索したら大泉逸郎という歌手でした。「孫」は、のメジャーデビューシングルで、発売は1999年4月21日とありました。

      

 私には、来年1月に6歳になる女の子(Yちゃん)と、10月に3歳になった男の子(S君)の2人の孫がいます。長女の子どもですが、時々土曜日に我が家にやって来て、時には泊まっていきます。この二人の孫への思いは、まさに「孫」の歌詞の出だしと同じで、可愛くてなりません。「親ばか」ならぬ「じじばか」だと、我ながら思っています。

       

 私の高校時代の同級生で硬派だった男が、「(友達が、)孫は可愛いいというのを聞いても、何がそんなに可愛いのか?と思っていた。でも孫が出来たら、孫ちゃ可愛いもんだぞ」というのを聞いたとき、私は「この男がね」と微笑ましくなりましたが、私自身は子供が結婚もしていなかったので、「そんなものかね」と思う程度でした。

      

 しかし孫が出来たら、生後間もなくの時からスマホで写真を撮りまくり、名前ごとにフォルダーを作ってスマホの中で整理しています。また、スマホには「Yちゃん語録」、「S君語録」というフォルダーもあり、自宅に二人が来ているときに、妻や私が体験した面白い話を記録しています。

      

 まず「Yちゃん語録」です。どんな状況だったかは書き留めていませんが、去年の秋頃、「どういたしまして、朝飯前ですよ」。今年の2月に我が家に来ていたYちゃんとS君が、おもちゃの木の台所セットでお料理屋さんごっこをしていたときの妻とYちゃんとの会話。メニューは、から揚げ、ラーメン、くまさんカレーなので、妻が「くまさんカレー、ください」というと、Yちゃんが「大変なのでできません。5歳と2歳のシェフですから、から揚げもできません」。笑ってしまいました。Yちゃんはお鍋を使ってラーメンを作りたかったのだそうです。

      

 次に「S君語録」です。妻はウイークデーの朝は娘のマンションに出かけ、孫が保育所に出かけるのを手伝っていますが、今年の5月、娘のマンションの部屋の入口に行くと、S君が「入ったらまめ」と言ったとのこと。「まめ」とは「駄目」のことだそうで「まめ、まめ、あっち(駄目、駄目、あっちに行って)」とも。保育所に行くのが嫌なのです。7月には、私が「おじいちゃん、お腹すいた」と言うと、S君「大丈夫、たくさん食べたから」。まだまだありますが、切りがないのでこれだけにします。

      

 車を運転していても、お母さんやお父さん、時にはおじいさんやおばあさんと手を繋いで歩いている私の孫と同じ年頃の子どもや、赤ちゃんを胸に抱っこしたり乳母車を押してたりしている若いお母さんを見かけると、自然に微笑んでしまいます。

      

 「子供は未来の宝」と言いますが、世界では戦禍で逃げ惑い食べ物も十分にとれない多くの子どもたち、初等教育就学年齢に相当するこどものうち学校に通っていないこどもは世界で5,700万人、日本でも7人に1人の子どもが貧困状態な日本などの記事を目にし、これまでも国際UNHCR協会、国境なき医師団、ユニセフ、善意銀行などに寄付をしてきましたが、最近公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンという団体を知りました。経済的に困難な状況にある家庭を支援する団体ですが、チルドレンという言葉に反応して、毎月定額を寄付することにしました。ネット上ではこれらの団体に対する非難めいた意見も目にしますが、非難する前にまずは行動しろ!と思います。

      

 今日は12月23日、クリスマスイブの明日、世界中の子どもたちがサンタの夢を見られたらよいと願うばかりです。